アトピーと好転反応

好転反応(瞑眩:めんげん、ともいう)という言葉をご存知でしょうか?

アトピーを改善していく上でとても大切なことなので、ぜひご紹介したいと思います。

好転反応とは(めんげんとは)

要はアトピーに限らず、体に溜まった毒素が体外に排出される際に見受けられる様々な異常のことを指すようです。アトピーの場合は好転反応として、皮膚に症状が出ますが、調べていると断食、ヨガ、ストレッチなどの活動でも好転反応は出ることがあるようです。その場合は、アトピーのように皮膚ではなく、めまいや、だるさなどの症状になることあるようで、その人の体質・症状次第のようです。

ずっと放置されていた水路を掃除すると大量の泥やホコリが混じった汚水が出るのと同じようなイメージかもしれません。それが体内で起こっていると。

アトピーと好転反応

さて、本題のアトピーと好転反応ですが、私の経験では好転反応が起こっているときは、最もアトピーの症状が強くでます。浸出液もでますし、強い乾燥、体内から血などが皮膚の表面に押し上げられ、穴が開くよいたような感覚(外傷)。最もつらく、仕事に行くこともできないような状態になることもありました。動いたり、空気に触れるとい痛いので1日中、布団の中で過ごすこともありました。普通に生活するだけでも困難で、生きるのもつらいと精神的に参ってしまうこともありました。それほど、つらい好転反応ですが、アトピー改善のためには通らなければならい道だったと今となっては思います。

私も場合は過去数年で、何回か強い好転反応が出た時期があります。時期や部位によって症状は違うのですが、主な症状をあげると

  • 浸出液が出る
  • 体内から皮膚に向かって血が押し上げられる(穴があく)
  • 強い乾燥
  • 粉が出る
  • 普段、症状がでないとところにも症状が出る(腕とか、脇腹とか、背中とか)
  • 皮膚がチクチクする
  • 空気に触れるとイタイ
  • 非常に強いかゆみ

などです。

これは正直、経験しないと分からないものですが、ほんとうにつらく、

好転反応のあとは、アトピーが改善する

好転反応は身体中の毒素を排出する際に、出る症状なのでとてもつらいですが、終わるとアトピーの症状が随分と改善したと感じることがありました。例えば、皮膚は好転反応前はもっとゴワゴワした硬い感じだったので、好転反応後は柔らかい、少ししなやかな感じというか普通の人の肌感に近づいたというか。皮膚から出る粉についても、きめ細かくなっている感じもありました。

好転反応が過ぎ去ると、これを繰り返していくことで、アトピーが治っていくんだなと確信することができるようになるのですが、症状が出ているときはあまりにつらいので、ステロイドなどを再度使い始める人がいることも理解はできますが、好転反応を乗り越えないことにはアトピーは改善しないので、信じて我慢するしかありません。

好転反応はどれくらい続くのか

好転反応について調べていると、断食やヨガなどの場合は2、3日だそうですが私の場合はピークと呼べる症状が1週間ぐらいは続いていたのではないかと思います。またその1週間のうちでも、ひどい日とましな日はあったのですが、普段のアトピーの症状と比較すると比べものにならないぐらい強く症状が出る日が7日ぐらいは続いていました。またその後も日々良くなっていくものの、完全に好転反応が出る前に戻るまでには、部位にもよりますが2、3週間はかかったと思います。また部位によって、反応がでるタイミングもズレるので、この週は首が、この週は腕がといったぐらいにしばらく続きます。

好転反応はいつでるのか

好転反応とは体が毒素を排出した時にでる症状なので、いつでるのか、という問いには「デトックスがはじまった時」が回答になってしまうのですが、私個人の経験だとある程度決まった時期に毎回起こっていました。それは3月です。過去数年で、何回か好転反応と思える症状がでた時があるのですが、全て3月(前後1月ぐらい)でした。先ほども記載しましたが、部位によって症状がでる時期にズレがあるので完全に3月で全ての症状がなくなっているわけではなく、4月にずれ込むことはあるのですが、基本的には3月を中心に反応がでることが多かったです。

なぜ好転反応は3月に多いのか

これは私の個人的なアトピー経験則によるものなので、何の統計的裏付けもなく、サンプル数も1なので、本当に参考程度にしてもらえると助かります。

個人的になぜ3月に好転反応が多いのか考えてみた結果、下記のことが原因ではないかと思うようになりました。

  • 冬(汗をかきにくい季節)に溜め込んだ毒素が一気に排出される
  • 花粉などのアレルギー物質が急に増える
  • 三寒四温と言われる通り、日々の気温の変化が大きく、体への負担が大きい。もしくは自律神経が機能していない
  • 春は体の新陳代謝が活発になるから

全部、それなりに原因としては的外れではないような気もしますし、全ての要因が合わさって好転反応が起こっているのかもしれません。何れにしても、アトピーではない人も気温の変化などで体調を崩すことも多い季節なので、アトピーを患っている我々にはより負荷の高い季節であることは間違いないと多います。

好転反応の時にやったこと

アトピーの改善のためには必要とはいえ、とてもつらい好転反応。私が行なっていた対策をご紹介します。

1日中布団の中で過ごす

好転反応が出ているときは、体のあちこちに傷があります。体の内部から皮膚を通して、毒素が排出される感じなので、傷ができやすく外気に触れると痛いのです。布団の中でいることで外気に触れる機会を減らし、痛みを和らげます。可能であるならば、仕事などは休むといいと思います。なかなか難しいかもしれませんが。。。お休みの日であれば、Netflixなどで映画やドラマ・アニメを一気ミスると気分も紛れますし、また時間の経過も早く感じれますので、オススメです。時間が経過すると傷口も修復されますし、皮膚のことを意識する時間を減らすと精神的に良いです。

下半身を温める

私の場合は、アトピーで上半身に熱が籠もりやすかったのと反面に、下半身が冷えがちがったので、特に好転反応が出ているときは意識して下半身を冷やさないようにしてました。具体的には靴下を履いたり、布団の中にいないときはこたつの中にいるようにしてました。

お水を多く飲む

お水を多く飲み、循環をよくし、尿からも毒素が排出できるようにしてました。だいたい2リットルぐらい

食物繊維・ビタミンをしっかり摂取する

食事でしっかり野菜を取り、1日に必要な栄養素は満たすようにしていました。身体中に傷ができるので、早く修復できるようにビタミンBは特に意識してましたね。一人暮らしだったので、なかなかのバランスの良い食事を用意するのは難しかったのですがし、そのときは野菜ジュースで少なくと1日に必要な栄養素と言われている量は摂取してました。また便秘ではなくとも、少し胃が重いと感じたら、ファイブミニを、肌の治りがよくないなと思ったらショコラBBを飲んでいました。体に、悪いものではないので、極端な飲み過ぎはダメかと思いますが、1日1本ぐらいであれば問題なさそうでした。

食事の量は控えめ

野菜などはしっかり接収しても、食事自体のボリュームは少し控えめにしてました。内臓の負担を減らした方がいいのかなとか、色々考えましたが、割と1日中布団の中で過ごしているのでエネルギーも消費していないので、控えめでも十分です。